MinecraftForge 1.16 で CocoaInput を使う
Mac で日本語入力できるようにする MinecraftForge Mod の『CocoaInput』ですが、2021 年 1 月 13 日時点での最新版 3.2.3 は MinecraftForge 1.16 に対応していません。
他の有志によって 1.16 対応のパッチが出されているのですが、本記事の執筆時点では、取り込まれずに放置されています。
このパッチを当ててビルドした CocoaInput を Google ドライブに上げておいたので、以下からダウンロードしてご利用ください。
[2021-03-09 追記]
修正版がリリースされたので、こちらでの公開を終了しました。以下から公式のビルドをダウンロードしてください。
CocoaInput - Mods - Minecraft - CurseForge
[/追記]
以下、自分でビルドしたい方のためにビルド手順を残しておきます。
1. ターミナル.app を起動します。
起動の仕方がわからない人はググってください。次の手順からターミナルで実行するコマンドを記載していきますが、行頭の $
を入力する必要はありません。
2. JDK をインストールする。
JDK(Java Development Kit)がお使いの Mac にインストールされていない場合、インストールする必要があります。
ターミナルで次のコマンドを実行してください。
$ java -version
「No Java runtime present, requesting install.」と表示された場合、JDK がインストールされていません。以下のサイトなどを参考にして、JDK をインストールしてください。
3. ソースコードを取得して、ビルドします。
一行ずつ実行してください。
$ cd $TMPDIR $ git clone https://github.com/lukuon/CocoaInput.git $ cd CocoaInput $ git checkout 1.16.3 $ ./gradlew build
ビルドが完了するのを待ちます。環境によりますが、数分かかります。
4. ビルドしてできた Mod を MinecraftForge の mods ディレクトリに移動します。
MinecraftForge をデフォルトのディレクトリにインストールしている場合は、次のコマンドで移動できます。
$ mv build/libs/CocoaInput-\[1.16.3\]-3.3.0.jar ~/Library/Application\ Support/minecraft/mods/
または、次のコマンドで Finder が開くので、CocoaInput-[1.16.3]-3.3.0.jar
をドラッグ&ドロップで移動させてください。
$ open build/libs
5. MinecraftForge を起動する。
問題なく動作するか確認してください。
6. (任意)~/.gradle を削除する。
./gradlew build
を実行したときに Gradle がキャッシュなどを残していきます。そのままにしておいても問題ありませんが、気持ち悪い場合は次のコマンドで削除できます。
$ rm -rf ~/.gradle
なお、$TMPDIR
にダウンロードしたソースコードは、3 日後に自動的に削除されるので、そのままで問題ありません。